ブランド一覧はこちらからどうぞ!
★HP毎週更新中★

毎週水曜定休
▲ ご注文/お問合せ ▲ お支払い方法/配送費 ▲ ラッピング/お熨斗 ▲ サイトマップ

マイセン/ドイツ
-イヤーズプレートの話

 ロイヤルコペンハーゲンなどと比較すると格段に生産数の少ないマイセンのイヤーズプレート。希少価値が高いものです。マイセンではイヤーズプレートの他にも、風景画等沢山の絵柄の作品が作られておりますが、その中から抜粋して、絵柄等のお話を紹介してゆきます。時々変えて行く予定ですので、チェック下さい!
マイセントップページ
マイセン/歴史
マイセンプラーク
マイセンイヤーズプレート
記念の年はどんな柄でしょうか?

■童話シリーズ■■

 1970年代〜1990年代にかけて、童話をモチーフにしたイヤーズプレートが発表されてます。1枚の絵ですが、物語全体が思い浮かべられ人気です。どれも有名なお話なので題名は知っていても、お話の内容まで記憶している方は少ないのではないでしょうか。ここでいくつかのお話をご紹介しました。より一層絵柄の意味が読み取れます!沢山ありますので、きっとあなたのお気に入りの1枚が見つかるはず。

■1989年/星の王子様 ■1979年/氷の女王 ■1985年/ピノキオ ■1991年
/ブレーメンの音楽隊

■1982年/蛙の王様
 昔一人のお姫様がいました。お姫様は金のまりで遊ぶのが大好きでしたが、ある時泉に落としてしまいました。まりは泉の底に沈んでしまいました。悲しんで泣いていると1匹の蛙が顔を出し、「私の友達になって、いっしょにお食事したり、ベッドで寝かせてくれたり、大切にしてくれるのなら、まりをとってきてあげましょう。」といいました。お姫様は蛙はどうせ水からでてこれやしないと思って、「いいわよ。まりをとってきて。」と答えました。蛙は泉の底から口にまりをくわえてもどてきましたが、お姫様はまりを手にすると大喜びで家に帰ってしまいました。可愛そうにかえるは置いてきぼりです。
 翌日お姫様が食事をしていると大理石の階段をぺちゃぺちゃと何かがあがってくる音がしました。そして「お姫様、あけてください。」と昨日の蛙がやってきました。お姫様はびっくり。王様はお姫様の話を聞くと、「約束は守らないといけない。蛙を中にいれてあげなさい。」といいました。蛙はお姫様の隣の椅子に座ると「金のお皿でいっしょに食事をたべさせて下さい。」といいました。姫はそのようにしなくてはなりません。食事がすむと今度は「つかれたからお姫様のベッドで眠りたい。」と言い出しました。姫は恐ろしくなって泣き出しましたが、王は約束を守らないのはいけないと怒ったので、仕方なく蛙をつれて自分の部屋に戻りました。そしてベッドに入れるかわりに、壁にたたきつけました。すると蛙は美しい若い王子に変わっていました。王子は魔法にかけられていて、醜い蛙になっていて、本当の愛をえたためもとの姿に戻る事ができたのです。

王冠をかぶった蛙は
金のまりを手にしてます



■1980年/長靴を履いた猫
 昔粉引きが亡くなり、3人の息子は財産を相続しました。長男は粉引き場、次男は一頭のろば、そして三男は一匹の牡猫でした。三男は貧乏くじをひいたと思っていたところ、「私を殺して毛皮にしてやろうなんて考えないで下さい。私に一足長靴を作って下さい。きっとお役に立ちますから。」と牡猫が言います。男は言うとおりに長靴を作ってやりました。猫は長靴をはき麦でいっぱいにした袋を背負うと、人間のように2本足で歩いてゆきました。
 この国には山うずらが大好きな王がおりましたが、臆病な山うずらが捕まえられず狩人も困っていました。猫は茂みに袋を仕掛け、麦をまき、隠れていました。やがて麦をついばみ、山うずらが1羽1羽と袋に入っていきました。袋がいっぱいになったところで口を紐で結わき、猫を王の城に向かいました。王の前にくるとお辞儀をして、「私の主人である伯爵が王へをプレゼントにと山うずらをお届けに参りました。」と丸々太ったうずらをさしだしました。王は驚き大変喜びました。御礼として袋いっぱいの金をくれましたので、それをもって男のもとにもどりました。次の日から毎日牡猫は、伯爵からといって山うずらを王に届けました。猫はすっかり王のお気に入りとなり、城に自由に出入りできるようになりました。ある時台所の竈の横で暖まっていると従者たちが文句を言ってました。「せっかく飲みにでも行こうとしたのに、王と王女様のお供で湖まで行かないといけなくなった!」それを聞いた猫は急いで家に帰り主人に言いました。「いっしょに湖にいって泳ぎましょう。」男は言われるがままに湖に行き泳いでいると、猫は男の抜いた服をどこかに隠してしまいました。そこに王様が馬にのって通りかかりました。「ああ、王様、私の主人が湖で泳いでいると悪党が服を盗んでしまいました。このまま水につかっていると風邪をひいて死んでしまう!」いつもプレゼントをもらっている伯爵と思っていたため、王はすぐに立派な服を用意させ、王女とともに馬車にのることになりました。若くハンサムな伯爵だったので、王女はすっかり気に入ってしました。
 牡猫はというと先回りして広い魔女の牧草地にいきました。そこで働いている人に「ここに王様がきて誰の土地だか聞かれたら、伯爵様の土地だと答えろ。」といいました。次に魔女の麦畑にくると、働いている人に「これは伯爵様の麦と答えろ。」、魔女の森に来ると薪を作っているひとに「ここは伯爵様の森だと答えろ。」といいました。人々は長靴をはき2本足で歩いているこの猫を恐ろしく思い言われる通りにしました。さて、猫はというと、魔女の家にきてお辞儀をするとこう質問しました。「あなたは何でも姿を変えられるというが象になれるのかね?」魔法使いは得意げに象に変身してみせました。次にライオンにも変身させ、驚いたふりをしてみせました。「でも小さなねずみにはなれないだろう?」得意になっている魔女はねずみになってみせました。そのとたん猫はねずみを追し飲み込んでしまいました。
 王様が馬車で進んでいくと、どれも伯爵の土地だといいます。最後に大きな魔女の家の前で牡猫が待ってました。「ようこそ、伯爵の屋敷へ。」王様の城よりも大きく立派な家でした。王女と伯爵は婚約し、王の死後、男は王様になりました。そして長靴をはいた猫は総理大臣になりました。

■1983年/人魚姫
 海の奥深くに美しい人魚の王国がありました。王宮には王と、王の母親、それに美しい6人の人魚姫がおりました。特に一番下の娘は赤い葉のような肌、深い海のような青い瞳、美しい尾と美しい声を持っていました。15歳になると人魚姫は海の上の世界を見に行くことが許されています。それぞれの娘はその年になると人間の世界を見ましたが、海深くの楽園が一番いいと考えてました。
 一番下の人魚姫が15歳になり海の上を見に行く日です。夕焼けの美しい海上に浮かびあがりました。空には星も輝きだし、空気はひんやりとすんでいます。3本マストの大きな黒い船が通りすぎていきます。沢山の船乗りがキラキラと輝く明かりの中で、歌い踊ってます。人魚姫が船に近づいてみると美しく着飾った人々の中に、大きな黒い瞳のハンサムな王子を見つけました。船は王子の誕生日を祝っていたのでした。美しい花火や祝砲があげられたので、人魚姫は怖くなり船を離れました。船が静まり返った後も、王子のことが忘れられませんでした。いつの間にか波が高くなり嵐がやってきました。船は波に流されやがて壊れてしまいました。嵐を楽しんでいた人魚姫は驚き、人間の王子を助けると岸まで運んでいきました。次の朝、嵐は過ぎさり、気を失っている王子にキスをすると海の底へ戻っていきました。
 人魚姫は家に帰っても王子のことが忘れられません。人間のことを知りたくて、祖母に聞いてみました。「もし人間がこの海の底の国にきたらずっと生きられるの?」「人間は死んでしまうわ。人魚は300年生きられるけれど、泡のように永遠に消え去ってしまう。私たちは永遠の魂をもっていないから。しかし人間は違う。短い命だけれども魂を持っているの。肉体が滅びると、魂は空に上がり私たちの知らない美しい世界に向かうそうよ。」魂をもち、2本の脚で踊れたらどんなに幸せで楽しいだろうと人魚姫は思いました。
 そこで人魚姫は海の魔女に人間にしてもらおうと考えました。恐ろしい森を超え、彼女は美しい声と交換に2本の足をもらしました。でも、もし王子の心を得て永遠の魂を手に入れられない時、人魚姫は泡になってしまうといいました。
 人魚姫は2本の足を得ると王子のもとで暮らせる事ができました。足であるく度にひどい痛みを伴いましたが、喜びはそれ以上でした。言葉を失ってしまってましたが、人魚姫を大変かわいがりました。ある時、王子は隣国の姫とお見合いをするために船ででかけることになりました。もちろん愛する人魚姫もいっしょです。「人魚姫以上の人はいない」といっていた王子ですが、美しい隣国の姫を見た瞬間恋に落ちてします。そして二人は結婚する事になりました。かわいそうに人魚姫は朝焼けとともに泡にならなければなりません。暗い甲板で悲しみにくれていると人魚姫の姉たちが海上にあがってきました。「海の魔女からこれをもらってきたわ。この剣を王子の心臓にさし、王子の暖かい血が人魚姫の足に触れればもとの尾にかわり、海の底に戻れるわ。300年生きられるのよ。急いで!日が出る前に。おばあさんも悲しんでいる。私たちも魔女に髪の毛と交換に剣をもらってきたのだから。もう時間がない。」人魚姫は寝ている王子の部屋に向かったが、寝言で花嫁の名を呼んでいる彼を殺す事ができませんでした。剣を波間に投げ、海の中に飛び込みました。体は泡となり、太陽の光が彼女を暖かく包みました。体は何百もの美しい泡となり空にとんでいきました。泡の声は音楽のよう、人間には見えず聞こえません。「どこまで上がって行くの?」他人の声のように聞こえます。「空気の娘のところまで。」「人魚姫は魂をもっていない、王子の愛を手に入れられなかったから。」「空気の娘も魂をもってない。でもよい行いをすれば叶えられるかも。」「私たちは暑い国に向かい病気で苦しむ子供を癒します。花の香りを届けて皆を幸せで健康にします。」「300年良い行いをすれば人間のような永遠の魂が手に入るわ。」人魚姫は両手を広げ太陽にとびこんでいきました。はじめて彼女は涙を感じました。







■1981年/星の銀貨
 昔、大変信仰心があつく貧しい女の子がおりました。 彼女の両親は死んでしまっておりひとりきり。住む家もなくもっているものは、気の毒に思った人がめぐんでくれた一切れのパンと、着ているものだけでした。途中で貧しい男が、女の子に「何か食べるものをくれないか」というので、パンをあげました。更に進むと「頭が寒い」という女の子がいたので帽子をあげました。さらに行くと胴着を着てない子供がいたので、自分の胴着をあげました。そして今度は「スカートをおくれ」という子に自分のものをあげてしまいました。もうすっかり暗くなってしまった森にやってきました。「肌着をくれ」という子供がきたので、もう暗くなったし肌着をあげてしまってもだいびょうぶだろう、と最後に残った肌着もあげてしまいました。
 すると天から星がキラキラと降ってきました。それはなんと銀貨でした。また、いつのまにか上等の肌着も着ていました。女の子は金貨を拾い集め、一生お金持ちで暮らしました。

■1974年/いばら姫
 ある王と后がやっと一人の娘をさずかりました。ふたりは大変喜び祝宴に妖精たちも招待しました。しかし妖精が13人いるのに金の皿が12枚しかなかったのでひとりの妖精を呼びませんでした。妖精たちは娘に、美徳や美しさなどあらゆる贈り物をしました。11番目の妖精が贈り物をした後、呼ばれなかった13番目の妖精が来て「娘が15歳になったとき糸巻き車の針で死んでしまうだろう。」と呪いをかけてしまいました。両親は大変驚きました。そこで最後の12番目の妖精は「死ではなく百年の眠りを。」と祈りました。
 王は娘を助けようと国中の糸車を処分しました。娘が15歳になったばかりのある日、両親がでかけている間に娘はあちこち散策し、古い塔の糸車がある小部屋にやってきました。麻糸を紡いでいるこのおばあさんにお願いし糸を紡ごうとすると、指をさしてしまい深い眠りについてしまいました。ちょうど王が帰ってきましたが、王、王妃、馬、調理人、中庭の犬もすべてが眠り、城は茨に包まれてしまいました。美しいいばら姫を救おうと幾人もの王子がやってきましたが、皆いばらにからまり死んでいってしまいました。
 あるとき、一人の王子がこの国に旅してきました。ひとりの年寄りがこの茨の中で美しい姫が眠っているという話を聞かせると、王子は茨の中に進んでいきました。するといばら一面に花が咲き王子の道を作り、王子の進んだあとはまた茨のやぶにもどりました。城の中に入ると、すべてのものが深い眠りについてました。古い塔で眠っている美しいいばら姫を見つけると、王子はそっとキスをしました。すると城中が眠りの呪いから解けました。
 それから王子といばら姫の結婚式がおこなわれ、一生楽しくすごしました。



■1977年/ホレおばさん
 未亡人に二人の娘がいました。ひとりは美しく働き者、ひとりは醜く怠け者。母は怠け者の娘を可愛がり、いつも働き者の娘が仕事をしなければなりませんでした。ある時働き者の娘が水汲みに行き、過って井戸に落ちてしまいました。目を覚ますと美しい草原でした。歩いていくとパン焼き竈があり「早くパンをだしてくれ、焦げてしまう!」と叫んでます。娘はパンを外に出し、更に進んでいきました。今度はたわわに実ったりんごの樹が「りんごを揺すって落としてくれ。」と叫んでます。娘はりんごを残らずおとしました。更に進むと小さな家があり、おばあさんがでてきました。とても大きな歯のおばあさんだったので娘は怖くなりました。ところが「怖がらないで。私のところにいたらいい。家の仕事をきちんとして、私の布団を羽が飛ぶくらいふるっておくれ。私はホレおばさんだよ。」とやさしく呼びかけるので、ここで働くことにしました。娘はおばさんが満足するようなしごとぶり、また娘も嫌な事を言われる事無く暖かい食事も食べられました。しかし、しばらくすると家が恋しくなり、おばさんに「ここの暮らしは満足だけど家に帰りたい。」と願いました。ホレおばさんは「お前の働きぶりにとても満足しているから、上まで連れてってあげよう。」というと大きな門の前に連れていきました。娘が門の前に立つと金の雨が降ってきて金は娘にくっつきました。「これは一生懸命働いた褒美だよ。」とホレおばさんはいいました。
 家に帰ると母はどうやって富を手に入れたのかを聞き、怠けも者の娘にも同じようにしてやりたいと思いました。そこでこの娘も井戸にとびこませました。同じように美しい草原で怠け者の娘は目を覚まし、しばらくゆくと竈がありました。「早くパンをだしてくれ、焦げてしまう!」と叫んでいる竈に、「手を汚すのはごめんさ。」と通りすぎてしまいました。次に林檎の樹が実を落としてくれといってます。娘は「頭の上に落ちたら困る。」とここも立ち去りました。最後にホレおばさんの家にたどり着きました。はじめはちゃんと働きましたがだんだんと怠けはじめ、朝も起きず、ベッドも適当にたたきました。ホレおばさんはこの怠け者ものの娘を首にしました。娘は帰るとき金がもらえると思い喜びました。ところが金の代わりに娘にはタールがふりかけられました。「これがお前の仕事のむすいだよ。」怠け者の娘はタールまみれで家に戻りましたが、このタールは一生とれませんでした。

■1988年/勇敢な仕立て屋
 小さな町の仕立屋の話です。ある時りんごを傍らにおいて仕事をしていると蝿が沢山よってきました。布切れでたたくといっぺんに7匹の蝿を撃ち殺しました。気を良くした仕立屋は鎧を作らせそこに「ひとたたきで7つ」と金で入れました。この鎧を見た人は、ひとたたきで7人も殺したと勘違いし、仕立屋を恐れました。ある時、仕立屋は王様の庭にきて寝込んでしまいました。召使たちは鎧の文字を見て、王の家来にと進言し、王もそれに了承しました。ところが大変強いこの男の存在を良く思わない家来たちがみんな休暇をとってしまいました。王はそのことを嘆きこの強い男に逆らわず、上手くこの地から離れて欲しいと思いある提案をしました。それは森に住んでいる乱暴者の2人の大男を退治しろという命令でした。その上、褒美に娘を嫁にやり、王国も半分くれるといいます。仕立屋は王の兵士を森の入り口に残し、ひとりで森深くに入りポケットいっぱいに石をつめると、眠っている2人の大男のすぐ近くの木にのぼりました。そして片方の大男めがけて石を投げつけました。大男は隣の眠っている男がなぐったと思いののしります。もう一人はあやまります。しばらくしてまた2人が眠ってしまうと、さきほどとは違う大男に石をなげます。2人は大喧嘩となり、2人も死んでしまいました。それから仕立屋は大男の退治をまっていた兵士たちのもとに戻り大男を退治したと告げます。兵士から報告を受けた王は、娘をやるといってしまったことに大変後悔しました。そこで今度は、森にいる乱暴な一角獣をつかまえる様に仕立屋に命じました。お供の兵士を森の外で待たせ、仕立屋ひとりで奥に進みました。やがて一角獣が仕立屋目掛けて突撃してくると、直前で木の後ろに身を隠しました。すると角が木にささり、一角獣はうごけなくなってしまいましたので、これを木にしばりました。王はこれを聞くとまた悲しみ、もうひとつ、乱暴な猪をとらえるよう命じました。仕立屋はまたもや兵士を森の外で待たせ、ひとりで探しに向かいました。やがて口から泡をはきながら猪がものすごいスピードで向かってきました。運良く近くに礼拝堂があったので、仕立屋はかけこみ、上の階から外へ脱出しました。そしてすぐ扉をしめ、仕立屋を追いかけ礼拝堂に入った猪をとらえることができました。王は仕方なく娘を嫁にやりました。
 花嫁が横に寝ていると、仕立屋が寝言で「小僧、おれの上着を仕立てな、ズボンを治しな、でなきゃお前の横っ面をものさしでたたくぞ。」といいました。お后はこれを聞き、この騎士の正体を王に告げました。王は娘に「今晩部屋の鍵をあけておきなさい。家来を部屋の外に立たせておりて仕立屋の寝言を確かめよう。」と提案しました。しかし、新しい王である仕立屋を快く思っている家来がこのことを仕立屋に密告します。そこで夜仕立屋は外の家来に聞こえるよう「小僧、おれの上着を仕立てな、ズボンを治しな、でなきゃお前の横っ面をものさしでたたくぞ。おれはひとたたきで7人殺す。一角獣に猪も捕まえる。なんで部屋の外の連中を怖がる必要がある。」と寝言のように話しました。これを聞いた家来は怖がり、仕立屋は一生王であり続けましたとさ。


樹の上にはリス


蛙や燕も描かれてます

■1987年/親指姫
 かつてとっても小さな子供を欲しがっている女性がいました。彼女は魔法使いに頼み、銀貨12枚と交換に魔法の種を手に入れました。植木鉢に種を蒔くと、ぐんぐんと育ちチューリップのような美しい花が開きました。しかし葉っぱはまだとじていたので、愛くるしい赤と黄色の葉にキスをすると、大きな音とともに開きました。よくみると花の中央に親指ほどの大きさの可愛い女の子がすわってます。女性は女の子のためにくるみの殻のベッドにピンク色の葉を敷き、薔薇色の葉っぱの毛布をかけます。女の子は夜はその素敵なベッドで眠り、昼はテーブルの上で遊びました。大きな皿に水を張り花で飾ったプールで、女の子はチューリップの葉の船で岸から岸へと舟遊びを楽しんでました。
 ある夜寝ていると、年老いて醜いヒキガエルがやってきて、可愛らしい女の子を見るとヒキガエルは「息子のお嫁さんにしよう」とくるみのベッドごと、寝ている女の子をさらってしまいました。翌朝目が覚めると川の上の蛙の家にいたので、女の子は嘆き悲しみます。女の子はヒキガエルの泥の家と、息子との結婚から逃げ出したかったのですが、水の上ではどうにもなりません。が、その時水辺に咲いている百合の葉が流れてきたので、それにのって女の子はここから離れる事ができました。様々な場所をながされていきました。飛んできた白い蝶々と葉っぱの船をベルトでしばると、船はもっと早く走る事ができました。目にうつる景色は素晴らしく美しいです。今度は大きな虫が彼女を仲間の所に連れていきました。他の虫たちは「この女の子は醜い!」と言ったので、虫は女の子を花のなかに下ろすとどこかに立ち去ってしまいました。ひとりぼっちになった女の子は悲しみました。
 夏が終わりを告げるころ、女の子は森にひとりぼっち。やがて冬がやってくると鳥の歌声が聞こえなくなり、木々はを葉落としました。女の子の服は薄く穴だらけ。森の近く大きなとうもろこし畑もだいぶ前に収穫が終わり枯れ草が残っていたが、小さな女の子にとってはこれもまた森のようでありました。女の子はこの畑にあるやさしいネズミの家に冬の間おいてもらう事にしました。お礼にネズミの身の周りの世話をして。やがてネズミは友人のモグラを女の子の旦那さんにと紹介します。モグラは暖かい家と十分な食べ物をもっていたが、女の子が大好きな太陽や鳥の声などを非常に嫌っています。そのモグラの家の通路に、冷たくなったツバメが横たわっていました。死んでしまったと確信し、女の子は気の毒に思いツバメに自分の毛布をかけて暖めます。モグラとの結婚を前に、最後の陽の光を浴びているとあの時助けたツバメがちょうど飛んできました。今度は女の子を背にのせて南の国にとびたちます。
 ツバメがたどり着いた地は暖かく豊かな恵みに満ちていました。大地には大理石のかけらがあり、白い花の咲いてます。二人が広い葉っぱに降り立つと、その花に王冠をかぶった小さな花の妖精の王子がたっていました。二人は恋に落ち、女の子は妖精のお姫様になることに。妖精たちは祝福し、女の子の背中に白い羽をプレゼントします。しかし、ツバメは女の子とずっといっしょにいたかっらので、少し悲しかったそうです。

■1990年/漁師とその女房
 昔海のそばに漁師と妻が暮らしていました。貧乏で暗く小さな家に住んでいます。ある日漁師が海にいくとかつてない程大きな魚を釣り上げました。驚いた事に魚は「漁師よ、殺さないでくれ。本当は魚ではなく魔法の王子なんだ。食べてもおいしくないから海に返してくれ。」と頼みます。漁師は「もちろんだとも。私は口をきく魚なんてお目にかかったことがない。」といって青く澄んだ海に放し、見えなくなるまでながめてから古い我が家に戻っていきます。家に帰ると妻が「今日は何も釣れなかったのかい?」というので「釣れたんだが魔法の王子だというから放してやった。」と答えると、妻は怒り新しい家が欲しいと魚に頼んでくるよう言ました。しぶしぶ漁師が海に行くと波が高くなっています。魚を呼び出し妻が新しい家が欲しいといっていると頼むと、魚は願いをかなえてくれました。家のものすべてが新しく、幸せに暮らせます。しかし2週間すると妻は「もっと広い、石のお城がほしいから魚に頼んで来い」と言い出します。妻に逆らえず漁師は再び海に向かったが、海は怒っているようですた。魚を呼び出し妻の願いを申し出ます。魚は願いを叶え、家に帰ると石造りのお城で微笑んでいる妻が待っています。城は豪華で美しかったです。次の朝、妻は起きると
「この地の支配者になりたいから魚に頼んでこい。」と漁師にいいます。漁師は仕方なく浜に行ったが波は高く打ち寄せています。魚はまたも願いを叶えました。城は大きく、兵士や家来が走り回っています。次に妻が望んだのは女王になることでした。漁師はもう十分魔法の王子に願いをかなえてもらったという言葉をきかず、漁師を海に向かわせました。海は黒く、強い風に波は渦巻いています。申し訳なさそうに魚に願いを伝えると、またもやかなえてくれました。王女になった妻は忙しく眠る時間もなくなってしまいました。妻は「月と太陽の支配者になりたい。」と言い出します。「とんでもない!」という言葉むなしく、漁師はまたも海に向かいます。波は山のように高く、黒ずんだ海は怒りに満ちています。妻の願いを伝えると魚は、「家にもどってみなさい。もとの古い家になっているから。」といい、元の貧乏な暮らしに戻ってしまいました。


梟やリスのいる森

■1984年/ルンペルシュティルヒェン
 昔器量よしの美しい娘を持った仕立屋がいました。父は働き者の娘が自慢であったが、時折それが度をこし、ついついうそを言ってしまうこともありました。ある時仕立屋は王様に、娘を自慢するあまり「家の娘は藁から金がつくれる。」といってしまいます。王は早速沢山の藁と機織を娘に与え、「これを明日の朝までに金にかえろ、さもないと命はないぞ。」と命じます。娘がなすすべもなく泣いていると突然木の脚をした小人があらわれ「どうしたのかね?」と尋ねてきた。事の次第を話すと小人は、娘の美しいイヤリングと交換に、藁をあっという間に金にかえます。王は大変満足したが、もっと多くの藁を別の部屋に運びまた金に変えるように娘に命じます。絶望で泣いている娘の前にまた小人が現れ、今度は美しい娘の指輪と交換に、藁をすべて金に変えてくれます。王が入って来た時、部屋には娘ひとりでした。「もう一度だけやってもらおう。」王は今まで以上に広い部屋いっぱいに藁を用意して命じます。「これを金にかえたら、お前をお后にしよう。」そういって王は部屋をでていきます。まもなくまた小人が現れ「今度は何をくれるかい?」「もうあげるものは何も無い」と答えると、「お后になって生まれた最初の子供をくれると約束するかい?」と聞きました。もし、藁を金に変えなければ娘は殺されてしまうので、この約束に同意します。すると朝までに部屋は金でいっぱいになっていました。王は大変喜びし、仕立屋の娘をお后にします。
 やがてふたりに子供が生まれますが、お后は小人との約束をすっかり忘れていました。ところがある日小人が現れ、約束通り子供をくれるようにいます。「子供以外、王国にあるものなら何でもあげるから」と后が言うと、小人は「3日以内に私の名前を言えたら許してやろう」と約束します。1日目、よくある名前をいったがすべて違ます。2日目変わった名前をいったがこれも違いました。3日目の早朝、后の家来が国から到着しました。彼は「森の中に小さな家があって、その前で焚き火をして踊っている小人がいた。」と話します。小人は「踊り歌って幸せだ、明日には赤ん坊がやってくる。あの人はゲームをとめられない、わしの名前はルンペルシュティルヒェン!」と歌っていたと后に伝えました。それを聞いて后は大喜び。小人は、后に名前をあてられてしまい怒りながら去っていきました。お后はその後も幸せにくらしたとさ。


■ドイツ風景シリーズ

 バースデザイン。同シリーズでは、マイセン、ドレスデン、モリツブルク、フライベルク、ピルニッツ等、ドイツ各地の美しい風景をモチーフにした記念プレートが製作されています。周囲に柄が葉のレリーフが入っている大変美しいプレート。1900年はじめの作品。φ約26cm。

■マイセン、アルブレヒト城 ■ピルニッツ ■シュワルツェンブルグ

 マイセンでは創業200年、250年に記念プレートを製作しています。いずれもその時代をだいひょうする絵付師がデザインしたものです。φ約26cm。

■マイセン200周年プレート
グラストデザイン。
■マイセン250周年プレート
パウル・ショイリッヒデザイン。

■マイセンマークプレート

 マイセンのマークは時代とともに変遷しております。このマークを描いたプレートがいくつも製作されてます。左側は手描きの古い時代のものですので、今は描く事のできないKPMの文字が入ってます。右の3つは新しいもので、プリントです。形もいくつかございます。

■手描き歴代マイセンマーク ■歴代マイセンマーク ■マイセンマーク楕円 ■マイセンマーク

■ハインツ・ヴェルナー氏デザインプレート

 現代マイセン5人組の中でも特に有名なヴェルナー氏デザインのプレート。氏ならではタッチの作品は大変魅力的です。右は氏直筆で、金でサインの入った作品です。

■手描き歴代マイセンマーク ■手描き歴代マイセンマーク ■ウィンターパレスの暴動 ■直筆/オーキッド飾り皿
(世界限定65枚)

■素敵なプレートの数々

 時代ごとにマイセンにはすぐれたペインターが在籍しております。そして、様々なテーマの美しいプレートが製作されました。これらは古い海外のマイセン文献にも掲載されているもの。内容やデザインした方の名前がわかると更に素敵に見えてくるから不思議です。
■復活祭プレート
塔の上で鐘を鳴らしています。鶴の群れが飛来してきている大変美しい風景。φ約26cm。バリンク作。
■ヤコブの夢
眠るヤコブのもとへ天上から3人の天使が階段を伝っておりてきます。エミールパウルベルナー画。φ約
26cm。1932年。
■マイセン市1000年記念
プレート
市制1000年を記念したプレート。バックにマイセンのアルブレヒト城、前面には生命を象徴する唐草模様の人物像がマイセンマークと市のマークを掲げてます。φ約26cm。1929年。
■聖母子と東方の三博士
イエスキリストを抱く聖母マリア
の前には東方の三博士が描かれてます。濃淡で描かれており、劇的な雰囲気が伝わってきます。φ約26cm。1923年以前。
■クリスマスツリー
家族が家に飾ったクリスマスツリーに集まっている風景を描いた作品。φ約26cm。1941年。
■1912年クリスマスプレート。
φ約26cm。